HOME | リンパ浮腫 | 状態について質問

 
 
4.むくみの場所

Q) 足の裏にむくみがあるのですが?

A)リンパ浮腫では「むくみ」の発生する場所に個人差・個体差があります。 リンパ液は心臓へ運ばれて行くという求心性の流れが基本です。そのためリンパ節やリンパ管がダメージを受けた場合には、それより末梢部にむくみが発生するという理屈になります。乳がんので腋の下の手術をされた方は二の腕・前腕・手の甲・指といった順番で、下腹部やソケイ部の手術では大腿部・膝下・足といった順番にむくむことが予想されますが、実際にはその通りにはなりません。
大腿部がむくんでいて膝下にはむくみの無い場合もありますが、「大腿部はむくんでいないが膝下がむくんでいる」、「足の甲だけがむくんでいる」「足の裏のむくみがなかなか引かない」といったケースも少なくありません。腕の場合では「手の甲だけにむくみがある」、「前腕から先がパンパン」というケースです。
これはご本人に備わっているリンパ管ネットワークの違いによって生じたものと考えられます。ですから、リンパ浮腫の治療の際には「むくみ」の多い部分に時間をかけて施術することになりますし、ご自身でケアされる時にも特徴に合わせて重点的にマッサージする必要があります


 
3.痛み・シビレ

Q) 痛みやシビレがありますが?

A)基本的には「リンパ浮腫」では痛みは出ないと定義されています。つまり、痛みやシビレはむくみ以外の原因で起きていると考えられています。抗がん剤の副作用などでそのような症状が出てしまった場合には、その改善は難しいといえます。
また、急にむくみが増加したり炎症が起きたりすると、皮膚がパンパンに張ってしまい引きつれるような痛みや違和感を感じることもあるようです。一方で手術を受けた際のダメージが残り、むくんでいなくともその部分に変な感じがあったり、重だるさを感じる方もいらっしゃいます。時折、リンパドレナージュという軽刺激のマッサージで痛みや違和感が軽減されることもあるので、試してみることも良いかもしれません。
 


2.しばらく振りのむくみ

Q) むくみがしばらく無かったが再び出てきた 

A)リンパ浮腫は手術直後でなくても遅れて発生することも多くあります。手術後にいったん引いたむくみですが、以前の忙しい日常生活に戻り、疲れなどで体のリンパ液量が増えてしまうとむくみが再び出ることもあります。
また、加齢とともにリンパ管の活動が衰えて、リンパ液の滞りが発生したとも考えられます。30年経過してリンパ浮腫を発症した方もいらっしゃいます。
再び出てきたむくみが一時的なこともありますが、リンパの切除をしたなどのリスクをお持ちの方は要注意です。疲労回復に努め、休憩を多くとるなど体調管理が大切になってきます。油断は禁物といえます。


1.皮膚の状態

Q) 皮膚がガサガサになっています


むくみが長く続くと皮膚に変化が出てくることがあります。いわゆる乾燥肌のようにカサカサしてきたり、皮膚が厚くなったり、黒ずんできたりすることもあります。皮膚が粉を吹いたようになり、フケのようにはがれ落ちることもあります。これらは皮膚の下から外側に向かって膨張しようとする刺激が常に加わっていることが関係しています。
皮膚が傷つくと感染症にかかる危険性が高まるため、良い状態を維持することが必要になります。肌に合った保湿クリームなどで皮膚トラブルを予防することが大切になります。
「マッサージとむくみ」のページの最後「体の組織と変化」もご覧ください。