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4)弾性包帯

Q) 弾性包帯を巻く時の注意は?

A) リンパ浮腫での弾性包帯は重要で効果的です。圧の具合も大切ですが、弾性包帯自体の素材も重要です。静脈瘤の圧迫と違って、ストレッチ(伸縮性)の少ない弾性包帯を使用することが大切です。
大まかに言えば静脈瘤では伸びてしまった管をテープを巻いて元の太さを維持して弁を機能させることを目的としますが、リンパ浮腫では筋肉が動く時にテープが抵抗となって、筋肉がリンパ管を圧迫する力を増加させるのが目的です。静脈の場合は力を抜いた時に適正な管の太さを維持することも必要ですが、静脈内の血流が増えて静脈の壁が膨らんでもそれに応じて太くなることも必要なのです。そのため、伸びの良い弾性包帯は巻きやすいのですがリンパ浮腫には最適とは言えません。
また、リンパ浮腫の弾性包帯は何重にも巻き重ねて固さを出し、筋肉膨張への抵抗とし機能させることが必要です。活動時には抵抗として働き、安静時には作用を減じる方法がこの場合の目的です。「圧の種類」や専門的研究の「圧迫療法」も参考にしてください。
 


 
3)強さ
 

Q) 圧は強いほうが良いのですか?

 

A) リンパ浮腫の圧迫治療は比較的強い圧で行います。しかし強すぎると色々な障害を引き起こします。血行を阻害し、クビレを作り、むくみを増強することがあります。摩擦で皮膚を傷つけることもあります。もちろん血圧も上昇しますし、苦しく感じて長時間着用し続けることもできなくなります。このような弊害を防止し、治療効果をもたらすためには適度な圧力の物が欠かせません。むくみはその時々に変化するため適したストッキングを選ぶことが大切で、無理に小さいサイズの物を着用すると良くない結果になるので注意が必要です。 

 


2)夜間の使用

Q)夜、寝る時の着用は?

A)夜間の圧迫ストッキングの使用は、基本的には行いません。就寝中は動きも少なく圧迫感も強くなりがちです。時折、使い込んだ圧迫力の落ちたものを使用している方もいらっしゃいますが例外といえます。けれど、夜間に圧迫をしないとなかなか浮腫が減少しない方もいらしゃいます。その場合の圧迫は弾性包帯で行います。弾性包帯を就寝時に行い、昼間はストッキングを着用することで浮腫の減少を促進します。この時、弾性包帯を巻いてから1時間程度は家事などの動きを行い、弾性包帯の巻きムラの調整をした後就寝することがポイントです。


1)一般的な圧迫ストッキング

Q) よく売っている圧迫ストッキングでもかまいませんか?

A) よく市販されている一般的なむくみ対策用のストッキングは、リンパ管が傷ついていない場合に有効です。リンパ浮腫治療用のストッキングはそれらに比べて圧力も高いものです。また、静脈瘤の治療などに使用されるストッキングとは圧のかかり方が違い、動くときに筋肉が太くなる場合に作用するものなので、リンパ浮腫の場合は専用のストッキングを着用する必要があります。